ドイツの3DプリンターメーカーであるSLM Solutionsが、IPOに向けてDeutsche BankとCredit Suisseという2つの銀行と契約を結んだと、事情に詳しい関係者2名が語った。
ドイツのLuebeckに本社があるSLM社は、レーザー光線で金属粉末を溶解することで3次元の物体を造形する「Selective Laser Sintering(選択的レーザー焼結)」という技術に特化したメーカー。幅広い分野に顧客が存在し、自動車、航空、建設、家電だけでなく、医療分野でもチタンや合金製のインプラントなどでの需要がある。
SLM社は昨年DPE(Deutsche Private Equity)によって出資が行われ、現在57%の株をDPEが、そして残りの株を創業者達が保有している。DPEは本件に関してコメントを出していない。
SLM Solutionsの昨年の売上は$27.8M(約27億8千万円)で、黒字だった。ドイツと米国に合わせて80名の従業員がいる。