先日株式市場に3Dプリンティング専門のミューチュアルファンド(投資信託)が登場した。このファンドはTDPIXという銘柄で取引され、最低購入価格は$2,500(約25万円)。世界中の3Dプリンティング関連株に投資を行うという。3Dプリンターメーカーだけでなく、販売を行う企業や原料を取り扱う企業も含まれる。
昨年MarketsandMarkets社によって発表されたレポートによると、ヨーロッパの3Dプリンティング市場はアメリカの市場を追い抜くとし、またアジアの市場も近づきつつあるとしている。また、アジアでは数年以内に少なくとも6~10程度のIPOが予想されているという。こうしたことから、このミューチュアルファンドはアメリカ国内だけでなく世界中の企業株を組み込んでいく。
GEの予測では、同社のエンジン部品の40%以上が今後3Dプリンターで作られていくとされている。果たして3Dプリンティング業界がメディアで期待されているような爆発的な伸びを見せるのか疑念も残るが、現在はまだニッチであるこの業界が日々発展していることは間違いない。