1/28日、レーザー焼結(SLS)に関わる米国特許の1つが期限切れを迎えた。
この特許切れの話題は以前から度々取り上げられており、特許が切れることで中国などの新規参入メーカーが安価なレーザー焼結(SLS)3Dプリンターを発売してくるだろうなどと予想されていた。
しかし、この特許はレーザー焼結の中では最も古い部類に入るもので、この技術が使えるようになっても最新のレーザー焼結技術が使えるわけではない。また、レーザー焼結に関する特許はこの他にもたくさんあり、それらの特許に全く触れずにレーザー焼結3Dプリンターを作ることが果たして可能なのかという懸念の声もある。せっかくレーザー焼結3Dプリンターを作れても、訴訟を起こされてしまっては意味がない。
特許が切れることは以前からわかっていたことなので、既存の大手メーカーも念入りにこの時に備えているはずだ。消費者としては新規参入による価格の低下を期待したいが、そう単純にはいかないかもしれない。